
大腸の病気
大腸の病気
大腸は、体内で食べ物の消化・吸収が終わった後、残りの老廃物を処理し便として排出する重要な役割を担っています。しかし、生活習慣やストレス、加齢などの影響で、大腸にさまざまなトラブルが起こることがあります。大腸の病気は軽い不調から深刻な疾患まで幅広いため、早期発見・治療が大切です。
当院では、大腸の病気に関する診療を専門的に行っており、症状に応じた検査や治療を提供しています。以下では、大腸の主な病気、症状、診療内容について詳しくご紹介します。
大腸ポリープは、大腸の内壁にできる小さな隆起物で、良性の場合が多いですが、一部は放置するとがん化する可能性があります。
初期は無症状であることがほとんど
大きなポリープになると血便や便通異常が現れることがあります。
内視鏡検査で発見されたポリープは、内視鏡を使って切除することが一般的です。
大腸がんは、日本人に多いがんの一つで、特に50歳以上でリスクが高まります。早期発見が治療の鍵となります。
内視鏡治療や外科手術、化学療法、放射線療法が行われます。早期がんの場合、内視鏡治療で根治が期待できます。
過敏性腸症候群は、腸に目立った病変がないにもかかわらず、腹痛や便通異常が続く機能性の疾患です。
ストレス管理や食事療法、腸の動きを調整する薬物療法が有効です。
炎症性腸疾患は、腸に慢性的な炎症を引き起こす疾患で、若年層に多く見られます。これらは指定難病に分類されています。
潰瘍性大腸炎
大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる病気。
クローン病
大腸だけでなく、口から肛門までの消化管全体に炎症が起こる可能性がある病気。
副腎皮質、免疫抑制剤や抗炎症薬、食事療法が行われます。重症の場合は外科的治療が必要になることもあります。
大腸憩室症は、大腸の壁にポケット状の袋(憩室)ができる病気で、加齢とともに増加します。憩室そのものは症状がないことが多いですが、感染や炎症が起こると「憩室炎」を引き起こします。
軽症の場合は抗生物質で治療可能ですが、重症の場合は外科的治療が検討されます。
大腸の働きが乱れることで便秘や下痢が起こることがあります。食生活や生活習慣の改善が重要ですが、慢性化する場合は他の疾患が隠れている可能性もあります。
食事療法や生活習慣の見直し、必要に応じた薬物療法が行われます。
大腸の病気は、初期には軽い症状や無症状のことが多いため、発見が遅れるケースがあります。これにより、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
当院では、大腸の病気に対して以下の診療を行っています。
問診と診察
患者様の症状や生活習慣、家族歴を詳しく伺い、適切な検査を判断します。
検査
治療
大腸の健康を保つためには、次のポイントを心がけましょう。
バランスの良い食事
食物繊維を豊富に含む野菜や果物、発酵食品を積極的に摂りましょう。
定期的な運動
腸の動きを活性化させるために、ウォーキングや軽い運動を習慣化することが重要です。
ストレス管理
腸とストレスは密接に関係しているため、適度な休息や趣味を取り入れることが大切です。
定期的な検査
40歳以上の方や家族歴がある方は、定期的な内視鏡検査を受けることをおすすめします。
大腸に関する症状や不安がある方は、ぜひ当院にご相談ください。専門的な診療を通じて、患者様一人ひとりに最適な治療を提供いたします。
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