胃の病気

胃炎

胃炎は胃の内壁である胃粘膜が炎症を起こしている状態を指します。急性胃炎と慢性胃炎の2種類があります。

主な症状

• 胃もたれ
• 胃痛
• 吐き気や嘔吐
• 胃部の不快感
• 膨満感

胃潰瘍

胃潰瘍は、胃酸や消化酵素によって胃粘膜が傷つき、深い潰瘍が形成される病気です。ピロリ菌感染や薬剤（鎮痛薬）の影響が主な原因とされています。

主な症状

• 食後の胃痛
• 吐き気や嘔吐
• 黒色便（消化管出血の可能性）

胃がん

胃がんは、日本人に多いがんの一つで、初期には症状がほとんどありません。ピロリ菌感染や食生活（塩分過多、喫煙、飲酒など）がリスク要因とされています。

主な症状（進行した場合）

• 胃の不快感や痛み
• 食欲不振
• 体重減少
• 血便や吐血

胃がんは定期的な内視鏡検査による早期発見が鍵です。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシア（FD）は、検査で明確な原因が見つからないにもかかわらず、胃の不快感や痛みが続く病気です。ストレスや生活習慣が影響することが多いです。

主な症状

• 胃もたれ
• 早期満腹感
• 胃の痛みや不快感
• 食道の病気

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流し、食道粘膜に炎症を起こす病気です。現代社会では非常に一般的で、肥満や喫煙、食生活の乱れがリスク要因とされています。

主な症状

• 胸やけ（胸の中央部が焼けるような感覚）
• 呑酸（口の中に酸っぱい液体が上がる）
• のどの違和感や声のかすれ

食道裂孔ヘルニア

食道裂孔ヘルニアは、胃の一部が横隔膜の隙間から胸腔に飛び出してしまう状態を指します。逆流性食道炎と関連が深く、胸やけや呑酸を伴うことが多いです。

主な症状

• 胸やけ
• 嚥下時の違和感
• 背部の痛み

食道がん

食道がんは、高齢者や喫煙者、過度な飲酒をする方に多く見られます。早期発見が難しいため、進行した段階で見つかることが少なくありません。

主な症状

• 食べ物が飲み込みにくい（嚥下困難）
• 胸やけや胸の痛み
• 体重減少

バレット食道

バレット食道は、逆流性食道炎が長期間続くことで、食道下部の粘膜が胃粘膜に似た形に変化する病気です。バレット食道は食道腺がんのリスクを高めるとされています。

胃・食道の病気を放置するリスク

胃や食道の不調を放置すると、症状が悪化するだけでなく、次のような重大な疾患に進行する可能性があります。

当院での診療内容

当院では、胃や食道の病気に対して、以下のような診療を行っています。

胃・食道の病気を予防するために

胃や食道の健康を守るには、次のような日常生活の工夫が重要です。

ご予約・お問い合わせ

胃や食道に関する症状や不調が気になる方は、ぜひ当院までご相談ください。経験豊富な医師が丁寧に診療し、安心して治療を受けていただけるようサポートいたします。